昨日、久しぶりにラウンドしてきました。
スタートから絶好調。前半の8ホールでスコア42。「お、これは今日は100切りはもちろん、もしかしたら80台いけるかも…?」そんな淡い期待が頭をよぎるほどの滑り出し。
ところが、ゴルフは最後までなにが起こるかわからないスポーツ。そして、それを改めて思い知らされる出来事が、前半最後のロングホールで起こったのです。


2打目までは完璧だった
パー5のイン18番ホール。ティーショットはフェアウェイど真ん中、セカンドもナイスショットでピンまで残り126ヤード地点まで運ぶことに成功。ここまでの流れを思えば、スリーオンも十分狙える絶好のポジション。
しかし、ここで小さな判断ミスが起きました。
手にしたのは8番アイアン。自分の中では「8番=140ヤード」。しかも風はフォロー。冷静に考えれば、9番で130ヤード、PW(ピッチングウェッジ)なら120ヤード飛ぶ。126ヤードなら間違いなくPWで良かった。だけど、「手前のバンカーに入れたくない」という欲が出てしまったんですね。
結果、ボールは奥のバンカーまで飛んでしまいました。
想定外のバンカー、そして心の乱れ
バンカーに近づいてみると、そこには予想外の状況が待っていました。

前日の雨で固まった砂。しかもその上に、ボールはほんの少しもめり込まず“ちょこん”と鎮座している。毎日のようにバンカー練習をしてきたけど、練習してきたのはあくまで「柔らかい砂」。この“固いバンカー”への対処方法は、完全に想定外だったのです。
ここで悩みました。
「打ち方を変えるべきか?でも、練習通りやるのが一番かも…?」
結局、「今までやってきた練習どおり」に打つ選択をしました。だが、これが仇に。
固い砂の上でクラブフェースが滑り、ボールはグリーンを越えて反対側のバンカーへ…。まさに悪夢の連鎖が始まった瞬間です。
バンカー地獄、そして「10」という現実
反対側のバンカーもやや硬く、ショートし斜面に引っかかり再びバンカー内。
そこから出すのにも一苦労。なんとか出して1.5mに寄せたものの、パットは一度で入らず、最終的にこのホールのスコアは「10」。
久しぶりに二桁スコアを叩き出してしまいました。
そして悪い流れは続くもの。次のハーフ最初の3ホールも気持ちが切り替わらず、「8」「8」「9」。あれだけ好調だった前半が嘘のよう。最終的には「112」という、いつも通りのスコアに終わってしまったのです。
成果もあった!「ワッグル習慣」の導入

ただ、すべてが悪かったわけではありません。
今回新たに取り入れたプレショットルーティン、「ワッグルを2回してからスイング」するという流れが、思いのほかいい感触を生みました。ショット全体のリズムが良くなり、アイアンやウッドの感触もまずまず。
自分のスイングの精度そのものは悪くなかった。それだけに、コースマネジメントと想定外の対処力の重要性が、より浮き彫りになったのです。
ゴルフにおける「想定外」は必ずやってくる
今回の経験で強く実感したことがあります。
それは、「スコアを縮めるのは、ナイスショットの数ではなく、“想定外の場面”にどう対処するかの回数」だということ。
たとえば…
- 固いバンカー
- 急な突風
- ボールが思わぬ斜面に止まる
- 同伴者のプレーでリズムを崩される
こうした予測不能な要素が、ゴルフには当たり前のように潜んでいます。
でも、こうした場面こそがスコアの“分かれ道”。だからこそ、「その時、自分がどう動くか」を準備しておくことが、スコアアップへの最短ルートなのです。
反省と気づき、そして次の一歩へ
今回、スコアは伸ばせなかった。
でも、ゴルフにおいて本当に大切なもの——メンタルの強さ、対応力、判断力——に改めて目を向けることができました。
バンカーショットひとつとっても、「砂の状態を見て打ち方を変える」「クラブを替える勇気を持つ」「一度離れて深呼吸する」など、できることはたくさんあったはず。
次回同じような場面に出くわした時には、今回の経験が必ず活きると思います。
終わりに:想定外の先に、スコアアップの扉がある
ゴルフにおいて、想定外は“敵”ではなく“学びの種”です。
それにどう向き合い、どう対応するかを積み重ねていくことで、プレーヤーとしての引き出しが増え、やがてスコアも自然と縮まっていく。
今回は悔しいラウンドでしたが、自分にとってとても価値のある一日でした。
次こそは、想定外に強く、最後まで冷静なゴルフで、納得のスコアを目指します!
※今考えると、トラブルのあった18番のひとつ前のショートホールでバンカーに入れた後、サンドウエッジの「58°ウエッジ」を忘れてきてしまっていた。
冷静さを失う助長が前のホールから出ていたのだと反省する。疲れか?慢心か?
バンカーショットがうまくいかなかった原因のひとつはサンドウエッジ(58°)ではなく52°で打っていることである。
それを気づかせるための、バンカーへの打球だったのだと思えばやっぱり俺ってついてる!
前日からの雨予報が、晴れに代わったのもついている。
そう考えると昨日の失敗は、スコアアップへの指針であったのだろう。


